もしかして多汗症？不快な汗を卒業する方法

多汗症２

[わきが・多汗症] / 2,401 views

運動をした後や暑い時に汗をかくのは、体のメカニズムとして普通のことです。

しかし周りの人達は汗をかいていないのに、自分一人だけ汗をかいている。手が汗でびちょびちょになっていて、人と手をつなぐことができない。脇汗がすごくて、服に汗ジミが広がっている。などの症状で困っていませんか？もしかしたら多汗症かもしれませんよ。

どうして多汗症になるの？

交感神経の働きによって、汗は分泌されます。はっきりとした原因は解明されていませんが、交感神経が過敏に反応してしまい、多汗症になるのではないかと言われています。ストレスを感じたり、緊張した時に、汗が過剰に分泌されることが多いようです。

全身多汗症と局所多汗症

多汗症には、体の全身から汗が過剰に出る全身多汗症と、体の一部から汗が過剰に出てくる局所多汗症があり、多汗症の9割が局所多汗症だと言われています。局所多汗症の部位には、脇、手のひら、足の裏、頭部、顔面などがあります。

多汗症の治療方法―ボトックス注射

ボトックスは、ボツリヌス菌由来の成分で、美容整形で多く使用されている薬剤です。汗が出る部位に注入すると、発汗を促進する神経伝達物質であるアセチルコリンを遮断し、汗が出るのを抑えてくれます。

施術時間は10分程。注射針を刺して注入するだけなので、傷口も目立ちません。

痛みや腫れもあまりなく、施術当日から通常の生活をすることができます。

効果は半年程。

多汗症の治療方法―ミストドライ

汗が気になる部位にマイクロ波を照射し、汗の元となる汗腺を破壊する方法です。破壊された汗腺がもとに戻ることはほとんどないので、個人差はありますが半永久的な効果を感じられることも。

施術には局所麻酔注射を使用するため、施術中の痛みはほとんどありません。

施術時間は1時間程度。傷口は、局所麻酔注射の跡だけなので目立ちません。

施術後に腫れや赤み、軽度の痛みがあることがありますが、1週間程でおさまるようです。施術当日からシャワーは可能。制汗剤の使用は3日前後使用禁止になります。

多汗症の治療は、汗だけでなく臭いも減少するので、薄着になる機会の多い夏場におすすめですよ。

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