美容整形と社会貢献の未来（1）

社会１

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日本の美容整形業界における社会貢献

日本の整形業界では、一般企業のように寄付や贈与、団体支援などで社会に利益を還元し、アピールを行うところが少なくありません。

美容整形は、乳がんで切除した乳房の再建手術や口唇口蓋裂の治療など、病気による望まない身体変化も救っています。あるはずのものが無い、その絶望が整形によって改善されて希望となるのなら、それは社会貢献そのもののはずです。しかし美容整形自体に、医療とは切り離されたものであるとの偏見は根強く残ったままです。

実は、このような世間の印象を覆すような事例が、整形大国アメリカでは起こっています。

アメリカの美容整形業界

アメリカの美容整形医は、改善されない病気で悩む人々のための研究も行っています。

近年発表されたのが、美容外科で用いられるボトックス注射が、片頭痛・慢性頭痛に効果があるとの発見です。

以前から慢性的な頭痛は、脳内の異常ではなく周辺の筋肉や神経によって起きると考えられてきました。ボトックスは神経の伝達を弱らせたり遅らせたりすることがあると判っているので、そういう意味では効果をもたらす可能性は十分にありえたのです。

しかし、ストレスなどさまざまな把握しきれない要因が影響を与えているとの考えから、治療は生活習慣の改善や内面的な根本療法が大きく、外科的な治療にはあまり目が向けられてきませんでした。

ここに来て、美容外科医がボトックス注射の施術に一定の効果を見出し、さきんじて成果を発表したのです。まさにカウンセリングを充分に行って術例を重ねてきた、その経験によって得られた発見でしょう。

美容整形の未来のためにも

日本は、これから整形業界に大きく進出してくるであろう幹細胞技術においても先進国といえます。日本の美容整形界でも他の医療分野と協力して、もっと積極的に病理の解決に取り組む必要が出てくるかもしれません。

美容整形をもっと一般に広くするため、よりリスクのない良い施術を開発して行くためにも、社会への浸透と貢献は欠かせないものです。

美容整形は病気で苦しむ人を救うものではない、だからそれほど良いものではない。そういう印象的な部分は、活動によって解決できる部分があるはずです。

これからの整形業界の発展が、もっと明るくなればいいなと思います。

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