注入剤としてよく聞くアクアフィリングとエンドプラスト。『半永久』や『8年持つ』と言うけれどその安全性は??
[注射系] / 2,665 views
エンドプラスト(エンドプロテーゼ)というのは、数年前に登場した新しい注入材で、鼻を高くしたり、アゴを出したり、バストを大きくするのに使われています。
アクアフィリングも新しい素材の注入剤で、主にバストの豊胸に使用されます。
ヒアルロン酸注射と同じような感覚で治療を受けることができ、持続期間はヒアルロン酸よりかなり長く3~8年程度と言われています。
エンドプラストもアクアフィリングも「ヒアルロン酸のように手軽に注入できる」「効果が永久(または長期)に持続する」「取りたくなったら簡単に取り除くことができる」等と言われていますが、実際はどうなのでしょうか?
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エンドプラストの施術の流れ
エンドプラストの使い方は、注入する部位に局所麻酔の注射を行い、やや太めの注射針でエンドプラストを注入し、指で押さえて形を作ります。
(クリニックによっては数ミリの切開をする場合もあります)
すると、その部位で注入したジェル状のエンドプラストが寒天のように固まります。
固まったエンドプラストは、吸収されることはなく永久的にその部位に残ることになります。
アクアフィリングの施術の流れ
クリニックにより若干違いはありますが、笑気麻酔と局所麻酔、場合によっては静脈麻酔を使用します。
乳腺下にアクアフィリングを注入していきながら形を少しずつ整えます。
施術の内容としてはヒアルロン酸注入と大差がなく、気軽に施術を受けられるところが特徴です。
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エンドプラストのリスクを知ろう!
リスクその1『仕上がりがキレイではない』
エンドプラストは他の治療に比べ、仕上がりがあまりキレイにならないことが多いです。
元は柔らかいジェル状の液体であり、固まっても寒天のようにブヨブヨしているため、鼻筋など綺麗な立体感を出さないといけない部位に注入すると、横に流れて太い鼻筋になってしまいます。
またブヨブヨとした固体が皮下に入るため、触ると動きがあり見た目にも触った感触も、異物が入っているのがわかってしまうことが多いです。
この現象は、アゴについても同じことが言えます。
また、バストに注入した場合はバストの中に無数のシコリのような感触ができてしまい、触り心地が不自然で、手触りも悪くなってしまいます。
リスクその2『除去の方法』
もしも気に入らなかった場合、体内で固まったエンドプラストを取りたくなったら、ほぼ100%取り除くことはできますが、取り除く場合は注入したときのように簡単に済むわけではなく、切開して手術で取り除くことになります。
局所麻酔注射を行い、注入した部位の近くを切開し、固まったエンドプラストの周りに張り付いている被膜をハサミで剥がし、鉗子でつまみながら引き出して取り除きます。
鼻の場合は鼻の穴の中を、アゴの場合は口の中を切開しますが、バストの場合は乳輪の縁や乳房の下を切開することになるので、傷が残ってしまう事があります。
また、切開を伴う手術になるので出血もするし、術後の腫れや痛みなどのダウンタイムもあります。
さらに除去手術費用が5万円〜と余分な費用もかかってきてしまいます。
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アクアフィリングのリスクを知ろう!
リスクその1『体内で完全に分解されない』
アクアフィリングは3〜8年かけて体内で分解されてなくなっていく、とされていますが、体内で分解されるものでそれほど長い時間をかけて分解されるものはおおよそないと思います。
1年程度という物質はありますが、3〜8年も体内に残っているという事は、溶けずに残り続ける可能性の方が高いです。
身体の中で溶ける(分解される)ものは、体の中の酵素や水分に反応して分解されて溶けていきます。
この反応が3年以上も続くという事は考えにくく、3年も異物が入っていると通常なら『被膜という膜がアクアフィリングの周りに作られて、溶けなくなってしまう』と考えるのが普通です。
リスクその2『FDA承認を取れていない』
アクアフィリングが取得しているもので安心要素として言われているのが「CEマーク」ですが、そもそもCEマークというものは医療メインとして使われているものではありません。
信頼できるものとしてはFDA承認されているかがポイントになるのですが、アクアフィリングはFDAの承認をされていません。
リスクその3『溶解して除去できるか疑わしい』
「アクアフィリングに生理食塩水を混ぜれば容易に溶けるため、注入部位に生理食塩水を加えて洗い流せば除去することができる」と言われています。
しかし実験で、アクアフィリングが生理食塩水に溶けたように見えるのは、ポリマーが蓄え切れなかった水分で水溶に見えるだけで、アクアフィリング自体は溶けてはいないのではないか?という意見があり疑問が多く残ります。
リスクその4『発がん性の可能性』
原料であるアクリルアミドに毒性があり、重合しきれていないモノマーが残留する危険性がある可能性が否定できません。
ただし、100%確信を持ったものではなく、まだ現段階ではこの情報の信用性は確実ではないというのが現状です。
もちろん発がん性が全くないといいきる事もできないので、危険と判断している医師が多いのは事実です。
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まとめ
手術をせずに注射や、ほんの少しの処置だけでコンプレックスを解消できる上に、持続効果が長いとなれば誰でも魅力的と感じることでしょう。
実際私も以前に何度も検索をし、色々と調べ回っていた時期がありました。
技術のない医者であってもそれなりに施術ができるため、クリニックの利益のためにリスクを言ってもらえないケースも多くあるかと思います。
しかし軽い気持ちで施術を受けて、あとあと除去できなかったり、凸凹になってしまったり、人体に有害であることがわかったり、発癌性があることがわかる可能性もゼロではありません。
もちろんどんな整形の手術であっても失敗のリスクはゼロではないので、どこまで自分が理解し納得できているかがとても大切で、重要になってきます。
せっかくキレイを目指しているのなら、後悔や失敗のないように納得のいくまで情報収集をして美容整形に臨んでくださいね。
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