ビニール肌ってなぁに？過剰な肌ケアやピーリングによって起こりうる事実！

[顔・体験談] / 3,370 views

ピーリングとは？

ピーリングで代表的なものには、「レーザーピーリング」と「ケミカルピーリング」があります。

レーザーピーリングとは、レーザーの光を照射する事による物理的刺激で古い角質を取り除く方法です。

また、ケミカルピーリングとは肌に薬剤を塗布し、その作用で肌表面の古い角質を剥がして取り除く方法です。

ケミカルピーリングに使用されるピーリング剤の成分は大きく分けるとAHAとBHAの２種類がありますが、一般的に市販されているピーリング剤の多くはAHAに分類されます。

実はピーリングがビニール肌の原因だった

ピーリングを繰り返して、つるんとしたお肌を手に入れた方の中には、キメが全くない「ビニール肌」になってしまった方も少なくないようです。

ビニール肌とは、一見つるっとして透明感のあるお肌に見えますが、過度なスキンケアをする事によりお肌の角質層が剥がれてしまい、極端に敏感になっている状態のことを言います。

お肌のキメが無いのが特徴で、ほんのわずかな刺激で赤くなったり、ヒリヒリしたり、痒くなったりしてしまう事がありとても不安定な肌状態になります。

また、角質層を剥がしでキメが無いと言う事は、外部からの刺激や紫外線に晒され、結果的にしみやシワがとても出来やすい状況を作ってしまいます。

ピーリングを頻繁に繰り返して肌が少しヒリヒリする、そんな方は要注意です。

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私もしかしてビニール肌？簡単チェック方法

・お肌がテカテカ、つるつるとしている

・洗顔後にお肌が突っ張る事が多い

・化粧水がなかなか浸透しない、ヒリヒリしてしみる感覚がある

・乾燥肌

・メイクの乗りが悪い

・肌のキメがない

ピーリングで「ツヤ肌になった」「つるつる肌になった」と思ったら、実はビニール肌だったと言う事もあるようですので、上記のような症状があればピーリングを控える事をおすすめします。

また、刺激の少ないスキンケアに切り替えたりして、角質層を育てる事が効果的と言われています。

セルフケアでの落とし穴

肌のざらつきが気になったり、くすみが気になったり・・・・こんな場合に手軽にホームケアできるピーリング。

ピーリング剤でマッサージすると、ポロポロと角質のようなカスが出てきてお肌がつるつるになりますが、そのポロポロのカスって本当に角質なのでしょうか？

ピーリング剤で肌をマッサージすると角質がポロポロ落ちますよね？

でも、そのポロポロとしたカスが実は角質ではないとご存知でしたか？

そのカスの正体は、実はピーリングジェルに含まれている合成ポリマーの一種のカルボマーと言う成分なのです。この成分はオールインワンゲルなどの化粧品に、とろみを付ける際に良く使用されます。

オールインワンゲルで肌をマッサージしたときポロポロ白いカスが出て不思議に思った経験ありませんか？

カルボマーは肌に薄い膜を作って水分の蒸発を防ぐ性質があるのですが、その膜を擦る事によってポロポロと白いカスが出てくると言うわけです。

ピーリングゲルのポロポロのカスもこれと同じ原理で、通常の化粧品よりもカルボマーを配合しているので、まるで角質が取れているかのようにポロポロと出てくるという訳です。

この白いカスを肌の上で擦れば、ゴマージュ効果で多少は角質が取れるかもしれませんが、「角質がポロポロ取れている」とは決して言えないのが現実なのです。

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ではピーリング後の肌はなぜつるつるなの？

市販のピーリングジェルを使用すると、肌がつるつるになるから角質がごっそりと取れている気がしますよね。

でもポロポロのカスの正体が角質ではないのなら、なぜお肌がツルツルになるのでしょうか？

それは、多くのピーリングジェルに配合されているカチオン界面活性剤の作用によるものなのです。

カチオン界面活性剤とは主に、柔軟剤やヘアトリートメントに配合されている成分で、肌への刺激がとても強いとされています。

よくトリートメントの使用注意覧に「地肌へ直接つけないでください」とありますが、これはカチオン界面活性剤が地肌につくと、その強い刺激で炎症を起こしてしまう事があると言うのが理由の一つです。

ではなぜこのようなカチオン界面活性剤が、ピーリングジェルに配合されているのでしょうか？

それはカチオン界面活性剤の効果の一つに「肌触りを滑らかにする」作用があり、ピーリング後のお肌をつるつるにした洗い上がりにするために配合されていた訳です。

カチオン界面活性剤は、残留性が高いと言う性質を持つので、髪の毛や衣類に使用する場合は、この残留性のおかげで肌触りの良さを持続する効果があります。

ですが、ピーリングジェルに配合されている場合はどうでしょう？

確かにつるつるでキュッとした洗い上がりにはなりますが、ただでさえ刺激の強い成分なのに、洗い流してもお肌に留まり、ずっと刺激を与えていると考えるとお肌の事が心配になってしまいますね。

このような刺激の強いものを使い続けていると、炎症を起こしたりニキビの原因になる事もあります。

この成分は、ただ単に使用感が良くなると言うものなので、お肌に嬉しい効果は何ひとつないですし、角質が取れてツルツルになっている訳でもないのです。

敏感肌や、アトピー肌の方には特におすすめ出来ません。

 結論

ピーリングは角質を無理に剥がし、物理的な力を加えて肌を再生させる方法なので、肌にかかる負担ははかりしれません。

私たちの肌は「自己再生機能」を持っており、ピーリングに頼らなくても普段のスキンケアを変えたり、日々の生活習慣を見直すだけでお肌はどんどん美しく再生していく可能性は無限です。

ただし、信頼できるクリニックやドクターの元で、クリニックの指示通りに時間をかけて施術し、なおかつアフターケアを怠らなければ、美肌に1歩近づく事は可能でしょう。

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