「成功したのに失敗」・・・美容整形ならではのよくあるトラブルとは?
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美容整形は医療行為です
美容整形をして理想の自分を手に入れたい、と思う女性の方は多いのではないでしょうか。
男性の美容整形こそ珍しくても、女性の美容整形は今では当たり前のように行われています。特にプチ整形などの簡易的な整形手術はかなりハードルが下がっているのではないでしょうか。
しかし、美容整形は医療行為です。医療行為ですから、資格のある医師が患者の状態をよく調べさらに患者の要望を良く聞いて医療をする必要があります。
実際に医療をする前には、医師は医療行為によってどのように治療されるのかあるいはどのようなリスクがあるのかをよく説明し、患者の納得を得る必要があります。
場合によっては、上記のようにきちんと事前の調査と説明がなされていても、結果に満足できない出来ない場合があります。
医師が十分な説明義務、注意義務をはたしても、満足のいく結果が得られないことは医療の宿命です。これは、美容整形でも同じです。
実際にある問題となるケース
美容整形で多いのは、「必ず二重になる」「胸が大きくなり、傷は残らない」と説明しながら、二重になっても数ヶ月で元に戻ったり、あるいは、胸が大きくなっても、大きな傷が残ったりする場合です。
このような場合は、事前の説明が不足していたと考えられますし、あるいは、医療行為自体にミスがあったと思われますので、医療過誤となり、患者は損害賠償請求出来るのが原則です。
ところが、現実問題して、患者が医師を訴えても、証拠がなくて勝つのは難しかったりします。医師は、口頭での説明では「必ず二重になる」「胸が大きくなり、傷は残らない」と言いながら、実際の承諾書にそれを書いていないことがあります。
患者の側としては、医師との会話を録音しておいたりすれば言い逃れを防げますが、そのようなことはまれです。
成功したのに失敗?
次に美容整形独自の問題として、失敗と言えない場合があります。例えば、綺麗に二重になったとしても、患者としては、もう少しぱっちりした目になると想像していた場合、患者からみれば、失敗です。しかし、法的な意味では失敗(医療過誤)ではありません。
あるいは、豊胸手術で2センチの傷が残ると説明を受け承諾したとしても、実際の傷を見るともう少し薄い色だと思ってたのが、どす黒かったりすると、患者としては、失敗だと言いたくなります。
このような場合、つまり、患者が勝手に予想していた場合と違う場合は、そもそも医療過誤になりませんが、それでも、ネットなどでは、医師の悪口を書いたりしています。
美容室で髪を切ったり染めたりしても、事前の予想と違うことは良くあります。髪なら、ある程度時間が経てば元に戻りますが、肉体はそうはいきません。
美容整形のトラブルは絶えない!
美容整形のトラブルは皆さんが想像する以上に多いです。ほとんどが、医療過誤にならない事例です。安易に考えずに事前に良く調査して、それから信頼出来る医師を選ぶべきです。
信頼出来る医師なら、患者の希望を聞き、患者の希望を叶えられないとわかるとそれ以上の治療行為はしません。あるいは、治療行為のリスクを丁寧に説明してくれます。
ネットの情報だけで、安い病院を選んだりすると、あとで思わぬ結果になることもあります。慎重に対処してください。
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