憧れの芸能人そっくりに美容整形することは果たして可能なのか?
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女性なら誰でも理想の有名人に憧れを抱き、こんな顔に生まれてきたらよかったな…と考えることがあると思います。
近年美容整形を受けられる方の多くに芸能人やモデルの出てる雑誌の切り抜きや画像などを持ち込んでくる方が多いそうです。
多くの場合「この芸能人のような目になりたい」「このモデルのような鼻になりたい」というように、各パーツごとに施術希望をされるそうですが、中には「顔自体をこの芸能人そっくりにしてほしい」という方もいるそうです。
では、果たして憧れの芸能人に似た顔を手に入れることは可能なのかを検証していきたいと思います。
とあるドクターのブログより
例えばある芸能人で、まぶたの皮膚が薄く、目の上の骨が発達しておらず、目力があり、蒙古襞があまりなく、目を開けた状態で目頭側から目尻側までがほぼ均等な幅の綺麗な平行型二重で、目の横幅が広く、左右の目の横幅と目と目の間の間隔の比率が1:1:1の人がいたとします。
この芸能人と同じ目を手術で作る場合、元の目が一重まぶたである以外の条件がこの芸能人と一致していれば、埋没法や切開法で同じ幅の二重を作るだけでほぼ同じ目にすることが可能です。
しかし元の目が、上述した芸能人と対局である場合は、あまりにも元の目の土台がかけ離れているため難しいということです。
仮に、あらゆる手術を組み合わせて土台を近づけていったとして、ある程度似せることはできても、同じ目にするということは確実に不可能といえます。
また、各パーツごとに施術してゆき特定の芸能人と似せて同じようなパーツにしたとしても、結果的に全体を見てみると無理なバランスで手術した結果、あまり似ていないということはよくあるそうです。
http://weheartit.com/
重要なのは元々の自分の顔の土台
要するに、手術したい部位がなりたい芸能人のパーツに近ければ、少ない手術でかなり近づけることができると言え、元のパーツがかけ離れていれば、かなり大掛かりな手術をしても難しいという事になります。
人間の顔は、骨格や脂肪、筋肉などから絶妙に作られる輪郭があり、その上に目、眉、鼻、口が絶妙な位置関係のバランスで配置され、そのパーツの1つ1つにもそれぞれ微妙な特徴があります。
顔自体を特定の芸能人に近づけることは、パーツごとに近づけるよりもはるかに至難の技なのです。
そして、あらゆる手術を複合的に行う必要がある場合は、時間もお金もかかってしまうことが考えられます。
よくアニメや映画などで、地味な女性が全身を大手術して絶世の美女に生まれ変わるストーリーがありますが、あくまで作り話の世界であって、現実にはある程度限界があります。
しかし、裏を返せば元々の顔立ちが憧れの芸能人に似ている場合は、手術の選択さえ見極めれば容易に憧れの顔を手に入れることが可能と言えます。
流行りに乗ってしまいすぎるのも要注意!
例えば、元々きれいな二重なのに、幅が狭い、末広型の二重が嫌で最近流行っている幅広の平行二重にしたとします。元の二重がすごく自然で似合っているのに、「この芸能人みたいに幅広平行型にしてください」といったケースです。
そういう人が幅広平行型の二重まぶたにすればかわいくなるのかというと、必ずしもそうではありません。手術しなくてもいい所に手を入れてしまうと、不自然で元々の顔には不釣り合いな幅広平行二重になる場合もあるわけです。
そうは言っても、当の本人は1度コンプレックスと認識したパーツがフォーカスされてしまいがちで、そのコンプレックスを解消した満足感により、納得するパターンもあるそうです。
上記のような人の場合、メディアで「この子の顔がかわいい訳は、幅広平行型の二重だからである」と言われているのを目にして、ある意味洗脳されている状態で、思い込んでしまっている部分があることが多いです。
同じようなことが鼻の整形でもしばしば見られるようで、本人からしたらフォーカスされてしまったために気になって気になって仕方がない部分であっても、傍から見ると案外普通に整っている場合が多いそうです。
そういった必要のない手術をやっても、実際にいい方向になることは少ないものです。
http://weheartit.com/
本当に大切なこと
芸能人の顔に憧れを抱く気持ちは誰でも感じたことのある気持ちで、もちろん理解はできるのですが、実は本当に大切なことは、いかにその人の顔の素材を生かし、その人の顔自体を整え、美人に近づけていくか、という所なのです。
憧れの芸能人と自分の顔の土台、たとえば輪郭やパーツの位置関係が似ていれば似せることはできます。しかし、まったく違う土台の顔の場合、その人の顔の素材を生かして、いかに整った顔にするかを考える方が本当はいいことなのです。最短で美人になるための近道とも言えます。
憧れの顔に近づけるのと、美人になることではまったく違うということなんですね。
美しくするだけがすべてではない
本来美容整形というのは、いかにコストをかけずして、更に最小限の手術で、その人の顔の素材を生かしてより良くしていくか、というところだと思うのです。
しかし、1度思い込んでしまった思考をリセットし考え改めることはなかなか簡単なことではありません。
ですが、より良い結果を生むために、ぜひ上記の内容を参考にして頂き今後の美容整形に役立ててもらえたらな、と思います。
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