挙筋前転法(眼瞼下垂)

概要・効果
こんな方におすすめ
メリット
デメリット
失敗例
施術の名医
麻酔
術中・術後の痛み
ダウンタイム
施術時間
料金相場

概要・効果

挙筋短縮法と同じく眼瞼下垂の治療に使われる施術です。「松尾式」と呼ばれる事もあります。短縮法と違う点は伸びて瞼板から外れた眼瞼挙筋腱膜を切除する事なく瞼板との固定を行う点になります。挙筋腱膜自体の機能が衰えていない、瞼板から外れている為眼瞼下垂を起こしている方には効果があります。この施術によって瞼に挙筋腱膜の収縮が伝わる様になるため、パッチリとした瞼を手に入れる事が出来ます。同時に余分な皮膚を切除し、患者の希望によっては二重のラインを形成する事が出来ます。しかし経皮法で切開するためしばらくは傷跡が目立ちやすいという点があります。挙筋前転法では切除を行わない為、ミューラー筋を傷つけるリスクが大幅に下がります。このため現在この施術を推奨する病院が多いです。

こんな方におすすめ

眼瞼下垂により下がってきたまぶたを解消したい方。出来るだけ安全な施術方法を希望している方。疲れているように見られる方。

メリット

ミューラー筋を傷つける事なく眼瞼下垂の治療が出来る。

デメリット

まぶたを切開するためどうしても傷が目立ってしまい、腫れが長引いてしまう。

失敗例

施術前の目の開き具合を考慮して手術するため施術後の経過によっては左右で瞼の開き具合に差が生じてしまう事があります。その場合は修正施術をしなければならないため患者の負担が大きくなってしまいます。瞼の開きが良くなったために目が閉じにくくなってしまい、ドライアイなど角膜に障害が起きてしまうトラブルもあります。この施術では腱膜を瞼板に固定する事が目的で挙筋の筋力を高めるという訳ではないので筋力の弱っている方には効果が現れない事があります。

施術の名医

この施術では最初のデザインが目の開き具合等に大きく影響してきます。そのため皮膚をどの程度切除するか施術後にどういう仕上がりになるかを見極める目を持った医師が望ましいです。傷跡が目立ってしまうケースも多いので高いデザイン力、縫合技術も求められます。挙筋に付随するミューラー筋を剥離して瞼板に固定していく為丁寧な施術が求められます。眼瞼下垂の施術は基本的に難易度が高い為形成外科での施術経験がある医師を選ぶ事が名医選びのポイントとなってきます。