前額骨セメント(前額形成)
概要・効果
この施術は額が平ら、凹凸がある方に効果がある施術になります。骨セメントを額に入れる事で希望通りの額を形成していきます。骨セメントというのは医療現場では多用されているアクリル樹脂の事で、始めはペースト状ですが徐々に固まっていく性質を持っている素材です。施術の流れとしては後頭部を切開して額のあたりまで皮膚を剥がして、額に骨セメントを足すことで額に丸みを出す事が出来ます。セメントを足した後は皮膚を元に戻して縫合を行います。額の形を整える事で額が高くなったり丸みが出る事で彫りの深い印象の顔を手に入れる事が可能です。施術の1週間前までに額に実際にヒアルロン酸を入れてシミュレーションをする事で、使用する骨セメントの量やバランスを決めていく方法がとられています。
こんな方におすすめ
平坦な額を解消したい方。額に凹凸がある方。
メリット
額に丸みが出る事によって可愛らしい印象の顔にする事が出来る。女性らしい顔を手に入れることが出来る。
デメリット
切開場所に一時的な脱毛が見られる。頭の知覚が鈍くなる事がある。大きな手術のため、医師の技術が求められる。
失敗例
本当に稀な例ですが骨セメントでアレルギーを起こす方がいらっしゃいます。その場合は骨セメントを除去する事で症状が改善します。また、施術中の出血によってしばらく頭痛や貧血が続いてしまう例があります。医師が皮膚を剥がす際に前頭部の知覚神経も剥がす必要があるため、しばらくの間前頭部の感覚が鈍ってしまう事があります。筋肉にも影響があるためまゆげを動かしづらくなってしまう事があります。加えて切開跡に脱毛が見られる事もあります。これらは時間の経過とともに改善していきます。
施術の名医
前額骨セメントの施術では頭部の皮膚を剥がしてセメントを足すという少々大がかりな施術を行います。そのため仕上がりが気に入らず修正手術をする場合、再度同じ工程で施術を行うため体への負担や日常生活への影響は大きなものとなります。少しでも仕上がりへの不満を無くす為には、事前のシミュレーション時に患者とイメージの共有が出来る医師が望ましいと言えます。デザイン力も重要になります。また施術の流れとして神経や筋肉が集中する箇所を切開する必要があるので、技術や縫合技術が高い医師も名医と言えます。
麻酔
全身麻酔を用いる場合が多い。
術中・術後の痛み
術中は意識がないので痛みを感じない。術後は少々痛みを感じるが鎮痛剤で抑える事が出来る。
ダウンタイム
腫れは2週間ほど続く。個人差があるが大体は額から目元へ腫れが移動する。
施術時間
施術時間は2時間~3時間ほど。入院はほとんどの場合必要なし。
料金相場
大体の相場は100万円~120万円前後。