SMAS法
概要・効果
この施術は皮膚と筋膜を引き上げる事で皮膚のたるみを解消する施術になります。SMAS法はトータルフェイスリフトと呼ばれる事もあり、皮膚と筋膜を引き上げてリフトアップ効果を得る事が出来ます。SMASとは顔にある表情性筋膜の事です。施術の流れとしては耳の目立たない場所を切開し皮膚とくっついている筋肉を剥離していきます。そして、必要に応じて皮膚を切除してからSMASを引き上げて縫合していくという流れになります。特に40代以上の方におすすめの施術になります。顔全体だけではなく額や首などの部分的なリフトアップにも適応します。根本的なリフトアップ治療なので効果も半永久的なので大変優れた施術と言えます。しかし満足のいく仕上がりにするためには医師の技術力が必要不可欠になります。そのため病院選びを慎重に行う必要があります。
こんな方におすすめ
顔全体のたるみを解消したい方。半永久的な効果を望んでいる方。10歳以上若返りたい方。
メリット
たるみを解消する手段としてレーザー治療より効果が高い。SMASごと引き上げるため、リフトアップの効果が高い。
デメリット
神経を傷つけるリスクがあるので施術の難易度が高い。傷跡が残る。(ドクターの技術次第)
失敗例
皮膚を引っ張って縫合するので傷口に緊張が生じて、皮膚の血流が悪くなる事があります。また切開場所に近い場所は皮膚を引き上げる力が強いですが、離れた場所はリフト効果が薄れるためたるみやしわを完全に解消出来ない事があります。この場合再度フェイスリフトの施術を行いますが、施術を繰り返す事で傷口に緊張が生じたり目や耳が変形してしまう可能性があるのでむやみにフェイスリフトを繰り返す事はおすすめできません。また医師の技術によりますがこめかみから額にかけて走る顔面神経を傷つけてしまい、顔面麻痺が起こってしまうトラブルがあるようです。時間の経過とともに回復していきますが稀に麻痺が残ってしまう事があります。
施術の名医
フェイスリフトの施術の中でもSMAS法は効果も長期的に持続するので有効な施術ですが、患者の年齢や症状によっては適応しない事もあります。そのため患者個人個人に適応した施術を見極める事の出来る医師が望ましいです。顔は特に人に見られる場所であるためシミュレーションの活用やデザイン力、切開の技術力の高さも求められます。加えて縫合技術が高い医師であれば傷跡が残るリスクも抑える事が可能です。カウンセリング時にリスクや保証内容の説明が出来る医師も名医と言えます。
麻酔
局所麻酔、静脈麻酔場合によっては全身麻酔を使用する。
術中・術後の痛み
術後は多少痛みを感じる。
ダウンタイム
抜糸が1週間程度。完全に痛みや腫れが引くのに2週間前後かかる。
施術時間
施術時間は2時間~3時間。入院が必要になる場合がある。
料金相場
大体の相場は80万円~120万円前後。