鼻柱下降術
概要・効果
別名「鼻中隔延長術」。鼻の中心部位である鼻柱の位置の下降を目的とした施術です。鼻全域の線を綺麗に調節する事を目的としています。鼻柱の付け根の位置が重要であり、これを小鼻の場所よりもやや下に動かします。こうする事により、鼻がナチュラルになり見栄えが良くなります。
「下降」術ですから、鼻柱の付け根が上にあり過ぎるケースにおいて適した施術となります。鼻柱下降術のみで済ませる事は少なく、鼻に関する整形手術も行い鼻全体の形を調整する事が大半です。
鼻柱下降術にて鼻柱の高度を下げる折には、プロテーゼを入れ込んだり、軟骨の移植を行ったりします。両者ともに鼻の穴の内部をカットする手術ですから、傷口はほぼ目立ちません。
こんな方におすすめ
□鼻柱の位置を調節したい方
□ナチュラルな鼻の線を目指したい方
□手術を避けて鼻を美しくしたい方
メリット
□どの角度から見ても綺麗な鼻になる
□半永久的に効き目がキープされる
デメリット
□プロテーゼに対する感染症状が起こり得る
□軟骨を使うと傷が残存する可能性がある
失敗例
鼻柱の位置がおかしくなってしまうリスクがあります。たとえ施術に成功していたとしても、自分のイメージや希望と違ってしまうという可能性も否定できません。これは鼻柱の位置が下降し過ぎたり、下降が足りなかったりした場合に起こる事態です。ミリ単位で鼻の見栄えと印象は変わるので繊細な技術を要する施術と言えます。
鼻柱下降術において自分の軟骨を移植する手法を選んだときは、組織の癒着度合いも関わってくるので、もしも修正手術をするのであれば、ドクターと確認の上慎重に行う必要があります。
その他、鼻が変形したり、左右のバランスがおかしくなったりするリスクもあります。繰り返しになりますが感染の危険もあるので、衛生面を大切にしているクリニックを選びましょう。
施術の名医
ミリ単位での調節が必要な施術です。ですからテクニックや知識は言うまでもなく、美的センスも大切です。実績が豊富で口コミなどの評価が高い医師を選びましょう。
加えて、抗生剤点滴2種、ドレーンなどを使えば感染症のリスクを最大限引き下げる事ができます。医師を選択する際は、カウンセリングの場においてこの事などについて聞いてみましょう。質問に対して不明瞭な返答を返す医師はふさわしくありません。
また意外に大切になるのが「その医師が高度な学術研究をしているかどうか」です。していなければ駄目、という事ではありませんが、研究に取り組んでいる医師の方がより医学・医術全般に対して熱心と言えるはずです。
麻酔
静脈麻酔、局所麻酔、クリーム麻酔、硬膜外麻酔、全身ガス麻酔、笑気ガス麻酔などを使用。
術中・術後の痛み
痛みはほとんどない。
麻酔に種類によって痛みは左右される
ダウンタイム
プチ整形程度なら数日。
本格的に行ったら2週間前後。
腫れなどはマスクで隠せる。
施術時間
60分前後。
料金相場
麻酔の種類、施術の具体的な方法によって変わる。
30万円~40万円程度。