ハイパーインフレート法
概要・効果
この施術はチューセメント法を応用した施術になります。施術の内容はチューセメント法とほぼ同様です。ハイパーインフレート法は止血剤や麻酔液などを生理食塩水で薄めた物を皮下に注射していきます。注入された液体は脂肪細胞をふやかす作用があるので、それから脂肪吸引をします。吸引する脂肪よりも多い溶液を注入していくので、注入後に脂肪が膨らむという性質があります。一昔前の脂肪吸引では出血が大量に起こるので輸血を必要としていましたが、ハイパーインフレート法では止血剤を同時に注入するため輸血の必要がありません。チューセメント法と異なる点は吸引が難しい浅層や中間層の脂肪吸引が可能で、ムラが出来にくいので安全性も高い施術です。
こんな方におすすめ
脂肪を解消したい方。広範囲の脂肪吸引を望む方。大がかりな脂肪吸引手術は避けたい。
メリット
輸血の必要がなく、患者の負担が少ない。ムラが発生しにくい。肌が凸凹になるリスクが少ない。
デメリット
脂肪の取り残しにより皮膚に凹凸が出る事がある。ドクターの技術により左右される。
失敗例
術後しばらくは筋肉痛の様な痛みを感じる事があります。効果がなかなか出にくい方もいらっしゃいます。稀ですが拘縮を起こしてしまう事があります。マッサージ等をしても拘縮を起こして皮膚が硬くなってしまった場合は医師の吸引技術に問題があったという例が見られます。またカニューレによって内部組織を傷つけてしまう事があります。脂肪吸引に共通して言える事ですが内出血や凹凸が起こるなど医師の技術に結果が大分左右されます。
施術の名医
ハイパーインフレート法はオーソドックスな施術で扱っている病院はとても多いですが、脂肪吸引は医師の技術によっては皮膚に凹凸が出来たり、最悪の場合は死亡事故にもつながる為慎重に施術をする必要があります。少しでも仕上がりへの不安を無くす為には、事前のシミュレーション時に患者とイメージの共有が出来る医師が望ましいと言えます。機器を扱う技術やデザイン力も重要になります。医師の施術経験や実績も名医選びの近道になります。
麻酔
局所麻酔、静脈麻酔を使用する事が多い。
術中・術後の痛み
術後は激しい痛みを感じる人もいる。
ダウンタイム
強い腫れは3日ほど。全体的な腫れが2週間ほど続く。
施術時間
施術時間は40分~2時間ほど。(部位によって異なる)
料金相場
吸引箇所によって異なる。大体20万円~70真円前後。