小切開法(二重形成)
概要・効果
病院によっては部分切開法と同じ意味として施術をしている病院もあります。部分切開法との明らかに異なる点は部分切開法では数㎜の切開を数か所に施すのに対して、小切開法では5~10㎜ほどの切開を1か所に行うという点です。切開が1か所で済むので傷跡も一か所になります。医師の技術にもよりますが傷跡が目立たない様に二重のラインに合わせて切開する事があるのですが、傷が1か所なので部分切開法よりはラインに合わせやすいと言えます。全切開よりも切開範囲が狭い為ダウンタイムは比較的短めです。逆に、これは部分切開法にも言える事なのですが切開範囲・癒着部分が狭い為、ラインの強度は全切開法より落ちてしまいます。効果は部分切開法と同様半永久的に持続すると言われています。
こんな方におすすめ
埋没法で思うように効果が出なかった方。瞼のたるみや脂肪が気になる方。まぶたが厚く腫れぼったい方。幅の広い二重にしたい方。
メリット
埋没法より効果の持続が見込める。全切開法より傷跡が目立たない。余分な瞼の脂肪を取り除く事が出来る。
デメリット
埋没法よりも高い技術を要する。結果が気に入らない場合埋没法ほど簡単に元に戻せない。切開範囲が狭い為瞼の脂肪を多く除去する必要がある。
失敗例
小切開法は埋没法とは異なりメスを入れる為傷跡が消えずに残ってしまう場合があるようです。瞼の脂肪(隔膜及び瞼板前組織)の量が多い方は切開範囲が狭い為脂肪除去跡に瞼のへこみが生じ不自然な仕上がりになってしまう場合もあります。へこみは目を閉じた時に目立つので本人では気づきにくく他人から指摘されてしまう事があります。担当医師のデザインに問題があり実際に施術をしてみると左右の幅が違っていたり幅を広くしすぎて目が腫れぼったく重い印象になってしまう問題も聞かれます。二重のラインの皮膚の癒着が外れてしまい短期間でラインが消失してしまうという例もあります。
施術の名医
患者の顔つきや眉と目の位置のバランスなどを考慮して適切な施術、部分切開法と全切開法どちらが良いかを判断できる医師が望ましいです。一度切開法を行うと元に戻す事が容易に出来ないので施術前のカウンセリングをしっかり行い、かつデザイン力があるという事も名医を判断する材料となります。施術前にリスク、保証内容の説明が出来るという点も重要です。また切開法ではメスを入れる為傷が残ってしまう場合がありますが、技術力の高い医師は切開した部分に合わせて二重のラインを形成する事が出来るので小切開法を経験した事のある方の感想を基準に執刀医を選ぶ事も大切です。
麻酔
クリーム麻酔、点眼麻酔、局所麻酔を使用。
術中・術後の痛み
激しい痛みはなく、術後2~3日間鈍痛を感じる。
ダウンタイム
瞼の腫れが10日前後ほど続く。腫れが引いてから抜糸を行う。メイクが出来るようになるまで2~7日ほど。
施術時間
施術時間は40~60分ほど。
料金相場
大体の相場は25万円~35万くらい。