ゴアテックス
概要・効果
ゴアテックスという素材を使って隆鼻術を行います。ゴアテックスは布のような形状、柔らかさで保温性や通気性にも優れているためスキーウェアなどにも使用されています。シリコンより柔らかい素材なので鼻の形に合わせる事が容易に行えます。また、皮膚の薄い人などは挿入したシリコンが浮き出てしまう事がありますが、ゴアテックスは柔らかく薄いので浮き出る事は滅多にありません。挿入の方法は鼻の穴から切開して挿入するシリコンプロテーゼと基本的に同じです。鼻の高さを元に戻したい時には比較的簡単に除去する事が出来ます。眉間の間から鼻筋を高くしたい方に特に効果がある施術になります。感染のリスクがシリコンプロテーゼより多い事が欠点です。
こんな方におすすめ
鼻筋の形を整えたい方。シリコンプロテーゼの異物感が気になる方。眉間から高くしたい。
メリット
効果が半永久的。デザインがしやすい。鼻への負担が少ない。外国人のようにしたい。
デメリット
感染が比較的起こりやすい。鼻筋の曲がりがシリコンプロテーゼより起こりやすい。
失敗例
ゴアテックスを用いる隆鼻術では感染が起こりやすいと言われています。切開部分に炎症を起こしひどい場合は皮膚が破れて化膿してしまいます。また鼻の縫合部分がひきつれを起こして鼻の穴の形状が変わってしまい、呼吸がしずらいと感じる方もいるようです。イメージしていた仕上がりより高さが出ていないという例も見られます。その場合、ゴアテックスはある程度重ねて高さを出す事が可能なので改善する事が出来るようです。逆にあまりにも重ねすぎてしまうと輪郭が浮き出てしまうトラブルも起きてしまいます。
施術の名医
シリコンプロテーゼに比べ柔らかい素材のゴアテックスは挿入が少々難しいものになります。そのためゴアテックスを使用する隆鼻術の施術経験が豊富な医師が望ましいです。患者の不安を出来るだけ無くすためにシミュレーションの活用やデザイン力、挿入の技術力の高さも求められます。隆鼻術にはプロテーゼを使用する施術以外の選択肢もあるため患者個人個人の要望や状態に応じて適切な施術を勧める事が出来るというのも名医には欠かせないポイントとなります。
麻酔
クリーム麻酔を使用後に局所麻酔を使用する。場合により静脈麻酔。
術中・術後の痛み
術中は痛みを感じる事がある。術後は強い痛みを感じる人もいる。
ダウンタイム
腫れが1~2週間ほど続く。
施術時間
施術時間は30分~45分ほど。入院の必要はなし。
料金相場
大体の相場は30万円~50万円前後。