エンドタインリフト
概要・効果
この施術はリボン状の素材を使ってほうれい線やたるみを解消する施術になります。エンドタインリフトはエンドタインというリボン状の特殊な素材を皮膚の下に挿入する事でリフトアップ効果を得る事が出来ます。エンドタインには突起がありその突起が皮膚組織を引っ掛ける事で皮膚を引き上げていきます。また、エンドタインの素材にはゴアテックスかメッシュが使用されます。エンドタインの施術は2度に分けて行います。1回目の施術では切開してエンドタインを挿入します。2回目は1か月以上の期間を空けて行われ、1回目で切開した傷を再度切開してエンドタインを引き上げて縫合していきます。切開する範囲も小さいので傷跡もあまり残らず、リボン状の素材を使うので糸を使った施術に比べて効果は高いと言えます。
こんな方におすすめ
顔のたるみを解消したい方。メスを入れるのに抵抗がある方。糸を使った施術より高い効果を望んでいる方。
メリット
糸を使った施術より効果が高い。体内に吸収されるため、異物が残る心配がない。
デメリット
2回にわけて施術を行うため時間がかかる。施術後数週間の間、大きな動きに対して痛みが生じる。
失敗例
リボンを使ったリフトは糸に比べると引っ張る力が強力なので、強く引き上げる事によって皮膚に凹みが生じてしまう事があります。また皮膚の薄い人や色の白い方では挿入したリボンが透けてしまうというトラブルもあります。このトラブルはリボンを抜去する事で解消されます。皮膚を剥離してリボンを挿入するため細かい知覚神経や顔面神経を傷つけてしまうという例もあります。まれに顔面麻痺が長期間続く事があります。リボンの挿入部位のズレや引き上げる強さの違いで左右差を生じてしまう事もあります。
施術の名医
エンドタインリフトは顔のたるみ解消の施術としては効果も大きく、有効な施術ですが、患者の症状や部位によっては適応しない事もあります。そのため患者個人個人に適応した施術を見極める事の出来る医師が望ましいです。顔は特に人に見られる場所であるためシミュレーションの活用やデザイン力、経験の豊富さも求められます。加えてリボンの挿入技術が高い医師であれば傷跡が残るリスクも抑える事が可能です。カウンセリング時にリスクや保証内容の説明が出来る医師も名医と言えます。
麻酔
局所麻酔、静脈麻酔を使用する。
術中・術後の痛み
術後は人によっては軽い痛みを感じる。
ダウンタイム
全体的な腫れは1週間~10日続く。
施術時間
1回1時間~2時間ほど。
料金相場
大体の相場は40万円~100万円前後。本数により大きく異なる。