オフィスブリーチ
概要・効果
オフィスブリーチとは歯の漂白方法の一種です。ホームブリーチなどとは違い、全ての治療過程を病院内で行います。ペースト状になった漂白剤を歯に塗布して光線を当てる事によって歯を白くしていきます。飲んでも身体への悪影響はほぼありませんが、濃度の高い漂白剤を用いるので、全ての歯に行うような事は通常はありません。前歯など目立ちやすい歯に絞って施されることが大半です。
また、通常は1回の処置では終わらず2~5回程度は繰り返す事になります。比較的短期間で歯を白くする事が可能ですが、その分後戻りしやすいというデメリットをもあります。
こんな方におすすめ
□全てを医師にお任せしたい方
□特に前歯を白くしたい方
メリット
□短期間で歯が白くなる
□医師が行うので失敗がまずない
デメリット
□数回の通院が必要
□白さではホームブリーチにやや負ける
□天然の歯以外には施せない
失敗例
事前に歯石や歯垢を取り除きますが、これを入念に行っておかないと仕上がりに納得できない可能性が高いです。普段は磨きを雑に済ませていると感じる方は、恥ずかしがらずきちんと相談しておきましょう。言わずともドクターは察するでしょうが念には念を、という事です。
またオフィスブリーチの期間中は、歯が弱くなっています。せんべいなどの硬い物は食べないようにしましょう。
さらにオフィスブリーチをしたからといって、ずっと白いままで保てるわけではありません。カウンセリングなどを通じて、むしろアフターケアの事を細かく確認しておきましょう。
終わったからといって、その後を患者に丸投げされては目も当てられません。
施術の名医
オフィスブリーチだけでなく、ホームブリーチ、ウォーキングブリーチなども存在します。できればその全てに長けたドクターを選びましょう。また、歯の状態によりどのブリーチがふさわしいかは当然異なりますので、特殊な事情がないのであればその選択はドクターにゆだねましょう。あまり考えないまま、どれか1種を不自然に勧めてくるドクターは疑ってかかった方が良いでしょう。
またそもそもブリーチ(漂白)までは必要なく、クリーニング(歯垢などの汚れの除去)だけで済む場合もあるので、まずはそこからお願いしてみましょう。これも同様に「クリーニングだけでは大変なことになります!」などと「脅して」くるドクターは危険です。
麻酔
使用しない。
事前の虫歯治療などで使う事は考えられる。
術中・術後の痛み
知覚過敏の方は薬剤が染みる事もある。
それも施術後数時間で治まる。
矯正期間
1か月~2か月程度。
その間、2~5回ほど通院。
施術時間
1回につき、1時間~2時間程度。
元の歯の状態が良いほど短くなる。
初回はやや長くなる。
料金相場
基本料金3万円~5万円程度。
歯1本ごとにプラス3000円~4000円程度。
基本料金がなく、歯の本数だけ決めるクリニックもある。