エステティックワイヤー矯正
概要・効果
別名「ホワイトワイヤー矯正」。その名の通り、白いワイヤーを使う矯正術です。最大のメリットは従来の銀色のワイヤーに比べて圧倒的に目立ちにくい事。さすがに至近距離で見れば分かりますが、ある程度離れていればまず分かりません。
なにかイベントがある際など「1日だけ分かりにくくしたい」という場合に使うケースもあるようです。
エステティックワイヤー矯正が世に出始めた頃は、白いコーティングが剥がれて、かえって銀の部分が浮いて目立つようななる事もあったようです。ただ、現在ではクリニックごとに改良を重ねておりそのような問題は起きにくくなっています。
ただコーティングしている事に違いはないので、滑りが悪くなって矯正が遅くなる可能性はあるようです。
こんな方におすすめ
□矯正している事を知られたくない方
□多感な時期のお子様
メリット
□矯正器具が目立ちにくい
□見えたとしてもお洒落として受け取られる事も。
デメリット
□剥がれるとかえって目立つ
□通常、継続して装着できるものではない
□矯正がやや遅くなる場合もある
失敗例
目立ちにくくなるという利点はありますが、エステティックワイヤー矯正を勧めない医師もいます。装置が進化しているとは言っても、やはりコーティングが剥がれる事はあります。そうなると繰り返しになりますが、剥がれた部分が逆に目立ちます。さらに時間が経過するとまだら模様になって、かなり見た目がおかしくなってしまいます。
インターネット上でも、エステティックワイヤーの画像がたくさんチェックできるでしょう。ですがやはり宣伝的な面もあり、過剰に白く見せている可能性は否定できません。
実際に矯正に移る前に実物を見せてもらい、多少ですがリスクを背負ってまで使用する必要があるのかどうかを冷静に判断しましょう。
施術の名医
基本的には、診てもらおうと考えているクリニックのワイヤー矯正の実績を調べましょう。エステティックワイヤーもワイヤーである事に変わりはありません。
さて、再三「剥がれる」などと説明してきましたが、そもそもコーティング自体をしていないエステティックワイヤーも存在するようです(白さはやや劣る)。このようにエステティックワイヤーはクリニックオリジナルのものも数多くありますので、自分の価値観にマッチするものを探してみても良いでしょう。継続利用には本来向きませんが、常にエステティックワイヤーだけを付けられるクリニックもあります。
麻酔
基本的にはなし。
前後の処置で局所麻酔などをする可能性はある。
術中・術後の痛み
約1週間食事時に痛む場合も。
硬い物は食べないのが無難。
普通のワイヤーとほぼ同じです。
矯正期間
1~3年程度。
これがエステティックワイヤーを付けていた日数により多少伸びる可能性もある。
施術時間
1~2時間程度。
定期調整は30分程度。
料金相場
50万円~110万円程度。
メタルワイヤーよりは高い。
エステティックワイヤーを付ける頻度にも左右される。