剪除法(せん除法)
概要・効果
剪除法ではアポクリン腺を切除する事でわきがを解消する施術です。アポクリン腺は脂肪や鉄分、アンモニアなどの成分を含んでおり、汗に含まれる成分が分解される事によって不快なにおいを発します。思春期から働きが活発になるため悩んでいる方が多い症状です。施術の流れとしては脇の下を3~4センチ切開して皮膚を裏返し、目で確認できる範囲のアポクリン腺を切除していくという流れになります。皮膚を裏返して視野の広い状態でアポクリン腺を切除していくので、わきがの解消に高い効果が期待出来ます。重度のわきがの原因を絶つことで確実に解消されます。
こんな方におすすめ
重度のわきがで悩んでいる方。人より匂うのではないかと心配な方。わきがのせいで、人との付き合いに躊躇している方。
メリット
物理的にわきがの原因を取り除くため効果が高い。アポクリン線を多く除去するほど効果が見られる。
デメリット
切開を伴うため傷跡が残る。ダウンタイムが必要。エクリン線の切除は出来ない。
失敗例
剪除法ではアポクリン腺を切除するので効果は高いですが、脇の下を切開する必要があるため傷跡が残ってしまいます。傷跡が目立ってしまうとわきがの治療と周囲にばれてしまう事があります。また、汗の原因となるエクリン腺を切除する事が難しいため、多汗症の施術には向きません。切開を伴う施術全般に言える事ですが、仕上がりは医師の技術に大きく左右されます。そのため病院選びはとても慎重に行う必要があります。また、原則一度の施術で片側の脇しか施術ができません。
施術の名医
わきがの治療としては大変有効ですが切開を伴う為、慎重に施術をする必要があります。少しでも失敗への不安を無くす為には、事前のシミュレーション時に患者とイメージの共有が出来る医師が望ましいと言えます。施術経験も重要になります。過去に施術を経験した方に感想を聞いて医師を選ぶという方法も有効です。カウンセリング時にメリット・デメリットの説明、保証内容などを患者にしっかり伝える事が出来る点も重要になります。
麻酔
クリーム麻酔、局所麻酔を使用。
術中・術後の痛み
術中は痛みを感じない。術後は2~3日痛む。
ダウンタイム
腫れが完全に引くのは1週間~2週間前後。
施術時間
施術時間は60分~90分くらい。入院の必要はなし。
料金相場
大体の相場は20万円~40万円前後。