シルエットリフト
概要・効果
この施術は特殊な構造の糸を使用してほうれい線やたるみを解消する施術になります。シルエットリフトは体内に吸収される円錐形の「コーン」という物と吸収されないポリプロピレン糸を組み合わせた特殊な糸を皮膚下に挿入する事で皮下組織を引き上げる事が出来ます。通常に使われる糸は羽毛の様に毛羽立った形状をしていますが、その部分が皮膚内で避けてしまう「バナナピール現象」という現象が発生してしまう事がありました。しかし、シルエットリフトでは突起が円錐形になっているためその心配がないので、より長い効果の持続が見込めます。また、シルエットリフトではリフトアップ効果だけではなく糸の周囲にはコラーゲンやエラスチンが生成されるので肌のハリや弾力を増す効果も期待出来ます。
こんな方におすすめ
顔のたるみを解消したい方。メスを入れるのに抵抗がある方。リフトアップ効果を持続させたい方。
メリット
リフトアップ効果に加えて肌の若返り効果もある。効果の持続性が高い。ダウンタイムが短い。
デメリット
皮膚を切除する施術に比べると効果は小さい。個人差はありますが、2~3年くらいで効果がなくなる。
失敗例
糸を使用した施術に共通して言える事ですが、糸を固定した部分が膨らんで目立ってしまう事があります。また、皮膚の薄い人や色の白い方では挿入した糸が透けてしまうというトラブルもあります。これらのトラブルは糸を抜去する事で解消されます。また、糸に伸縮性がないため皮膚に糸を埋め込む事で異物感や引きつりを感じる方がいらっしゃいます。切開を伴う施術に比べると効果が少ないと感じる方もいらっしゃいます。糸の挿入部位のズレや引き上げる強さの違いで左右差を生じてしまう事もあります。
施術の名医
シルエットリフトは切開や縫合が必要ないため技術が必要ない様に感じるかもしれません。しかし、実際は糸の挿入にも技術で差が出てしまうため医師の技術力の高さは必要不可欠になります。またカウンセリング時にメリットやデメリット、リスクの説明が出来る医師が望ましいです。患者の要望をしっかりと聞き適切な治療プランを立てる事も大切な事です。病院のHP等で過去の実績を調べる、経験者の感想を聞く事も有効です。施術には様々な物があるので患者に合った施術を勧める事が出来る医師も名医と言えます。
麻酔
局所麻酔の使用。場合によっては静脈麻酔を使用する。
術中・術後の痛み
術後は人によっては軽い痛みを感じる。
ダウンタイム
2~3日間ほどは軽い腫れが続く。内出血が起こる事もある。
施術時間
施術時間は本数にもよるが1時間~2時間ほど。
料金相場
大体の相場は30万円~50万円前後。1本あたり10万円ほど。糸の本数により変動。