アーチ・インフラクチャー法(頬骨弓内方転位術)

概要・効果

この施術は頬骨の外側にあたる頬骨弓部が原因で頬骨が出て顔がごつごつしている方に効果がある施術になります。頬骨を削る事によって顔が小さくシャープになり鼻が高く見えるという効果も期待出来ます。施術の流れとしては、口腔内から切開し頬骨弓の前後2か所を切り取り、頬骨を全体的に内側に移動（内包転移）する流れになります。骨の固定にはチタンプレートやワイヤーを使用します。切開は口腔内やこめかみ付近などに行うので傷跡も目立ちません。顔全体のバランスについては事前に医師との相談が必要不可欠になります。

こんな方におすすめ

頬骨弓部が出っ張っている方。頬骨で顔がごつごつしている方。

メリット

削らず移動させる事で大きな変化が期待できる。口腔内からの手術のため、傷跡が目立たない。

デメリット

頬骨を削る事で顔のバランスが崩れてしまう事もある。頬骨の厚さが減る影響で皮膚にたるみが見られる。

失敗例

頬骨を削る事で周辺の皮膚に余りやたるみが見られる事があります。若い方は比較的皮膚や筋肉が引き締まるため目立たない程度で済む事が多いですが、40代50代の方になると皮膚の切除が必要になる事があります。また頬の知覚神経に触れてしまうためしばらく頬に痺れを感じる事があります。眉の動きに関係する神経の近くにも触れる必要があるので眉を動かしにくくなってしまったというトラブルも見られます。頬骨だけではなく顔全体のバランスも崩れてしまう事があるので、医師との相談が重要になります。

施術の名医

アーチ・インフラクチャー法は顔のイメージをがらりと変えてしまう上に修正手術が困難な為、慎重に施術をする必要があります。少しでも仕上がりへの不満を無くす為には、事前のシミュレーション時に患者とイメージの共有が出来る医師が望ましいと言えます。デザイン力も重要になります。過去に施術を経験した方に感想を聞いて医師を選ぶという方法も有効です。カウンセリング時にメリット・デメリットの説明、保証内容などを患者にしっかり伝える事が出来る点も重要になります。

麻酔

全身麻酔を使用する。

術中・術後の痛み

術中は意識がないので痛みを感じない。術後は少々痛みを感じる。

ダウンタイム

腫れのピークは3～5日間。腫れは2～3週間で引く。

施術時間

施術時間は3時間前後。入院は病院によって必要。

料金相場

大体の相場は100万円～150万円前後。